梅雨は、ダニやノミに噛まれる機会が増える時期です。
かゆいのも嫌ですが、女性は特に『噛まれた跡』が残るのが一番嫌ですよね。
とにかくダニやノミに噛まれたら、すぐに処置するべきです。
それに、ダニに噛まれたのかノミに噛まれたのかを知っておかないと、駆除の仕方も違うので、何度も噛まれる事を繰り返してしまいます。
今回は、ダニとノミの違いや、噛まれた跡が残らない処置の仕方について紹介したいと思います。
ダニとノミの違い
これは皆さんご存知だと思いますが、ダニとノミは、動き回るか、跳ねるかの違いがあります。
それに、家に多くいるヒョウヒダニやコナダニは、肉眼では見えませんが、ノミは肉眼で見えます。
ダニはご存知の通り、布団やぬいぐるみ、クッションなど布製のものに多く存在します。
そういったものには、ダニの好物である人間のアカやフケ、皮などの細かなものが奥に入り込みやすいので、エサが豊富で湿気も吸収する場所なので、ダニにとっては高環境です。
ノミは自然界に多く存在していて、不潔な動物にはさらに多くの付着物として存在しています。
野生の動物はキレイ好きであるので、身じろいを良くしていますが、野良系統で水場の乏しい類には、ノミの悪質な好環境となっています。
ノミの跳躍力は有名で、軽く30cmは上空に飛散することが可能です。
ダニは、ノミの様に跳ねたりしないので、ダニにとって好環境の場所に集団化しやすく、湿度などの条件で一気に繁殖します。
一方、ノミの方は、集団化せず単立で存在していても、活動範囲を選べるくらいの移動力がありますので、いったん標的とした動物がいたとしても、他に飛散するくらいの移動力を活かした、生活体形を持っています。
よく、田畑や山林に行くと、その帰りがけに靴下やズボンの全域がかゆくなることがありますが、これは、ノミ類が捕食と繁殖の対象として、人間を標的にしたからです。
ノミは基本的に体毛のある動物が好きですが、ペットが自然で遊んだあとは、絶対にリビングに入れずに、お風呂でシャワーリングをしましょう。
ダニは家庭で多く存在するヒョウヒダニ(チリダニ)やコナダニではなく、外で(特に草むらなど)噛まれる危険があるダニは、マダニです。
これは家の中のダニとは少し訳が違い、噛まれた状態でほっておくと、感染症などの恐れがありますので、草むらなどを歩いた後は、足から太股まで肉眼でチェックしましょう。
マダニは肉眼で見えますので、もし皮膚に食いついていたら、すぐ病院で取ってもらうか、24時間以内なら自分でピンセットを使い、食いついた口元の方からゆっくりと取り除く様にしてください。
ダニは基本的に、皮膚の柔らかいところを噛みます。
足ならスネの辺りではなく、ふくらはぎですし、足の裏より足の甲により多く噛まれます。
ノミは、足元ばかりを噛む。とよく言われていますが、ノミは跳躍力があるので、座っていると足より上の方まで跳んできそうですよね。
何故、足の下の方に集中すると言われるのか・・・?
ダニなら布団やクッションなど、立っているより横になっている時に(しかも夜に動きまわる)噛まれるから、体全体が対象になるというのは解りますが、ノミの場合は光を好むと言われていますので、明るい昼間の方が噛まれる可能性が高いという事と、外で噛まれる機会も多いので、足元(立っている時)が多く噛まれてしまうのか・・・?
日中にも活動するノミは、ペットから人へ移る時、足の辺りになるからなのか?
などといった事が考えられますが、はっきりとした説明は出来ません。(T_T)
しかし、個人的な考えとしては、足より上も噛まれる可能性はあるのではないかと思っています。
足の皮膚が、他の場所より特別な感じもしないし、臭いも足だけ違うといった事もないし(足の裏は臭いますが・・)柔らかい皮膚は他にもあるし・・・
そう思うと、単に立っている時に噛まれる可能性が高い。という事ではないのか?と思ったりします。
ダニやノミに噛まれた!跡が残らないように処置する方法!
気を付けていても、ダニやノミに噛まれてしまう事もあると思います。
そんな時、女性は特に『跡』にならないか・・・といった事が心配になります。
かゆい!と思った時に早めに処置する様にしましょう!
ステロイドの塗り薬は、私は身近に置いています。
ステロイドは、怖い面ばかりイメージに残りやすいですが、副作用である色素沈着や皮膚萎縮などは、かなり連続して塗り続けない限り、大丈夫です。
例えばステロイドランクが very strong のものを1ヶ月使い続けたりすると、副作用も心配にはなりますが、1週間程度なら連続して塗り続けても、副作用はありませんよ。
その後、また日数を空けて塗るようにしながら調整していきます。
かゆいと思ったら、すぐにステロイドを使う事が重要です。
ひどくなってしまわないうちに、強力にかゆみとハレを止める事が重要で、こういった処置が遅れると、跡が残りやすい状態になります。
早めに処置したとしても、やはり跡が残りやすい肌質の方は、どうしても完治するのに長引いてしまいますよね。
そんな時に使用するのが『バイオイル』です。
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こちらは、傷跡、虫刺され跡、ニキビ跡、妊娠線などを消す手助けをしてくれる製品です。
基本的には、保湿を充分にする事で、角質層のラメラ構造を綺麗に保ち、細胞外マトリックスを満たす事で、肌表面のバリア機能が高まります。
すると、水分も肌から蒸発しにくく、潤いを保ち続けてくれるので、肌のターンオーバーが正常になり、新しい細胞の生まれ変わりが最短になります。
そうして、早めに傷跡がなくなってくる。という訳です。
バイオイル以外にも、傷跡を治すクリームもありますよね。
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こちらも小林製薬から出ている『アットノン』です。
オイルタイプかクリームタイプか、自分に合う方を使ってみましょう。
保湿をするという事は、先程の傷跡を治す『バイオイル』や『アットノン』と同じ、基本的な改善方法です。
要するに、保湿をする事により、角質層を潤し、肌表面のバリア機能を高める事が目的です。
角質層が乾燥してしまうと、肌表面のバリア機能が弱くなり、スカスカになってしまった角質層から更に水分が蒸発します。
そうなると、外部からのちょっとした刺激にも敏感になってしまい、かゆみが復活するのです。
肌のバリア機能が高いからこそ、敏感肌にならずに回復が早くなります。
保湿には、ヘパリン類似物質を配合している製品は、角質層に直に入っていき、ラメラ構造を正常に保ってくれます。
皮膚科で、『ヒルドイド』を処方してもらえるなら良いですが、もし皮膚科に行かずにヘパリン類似物質が配合されている製品を手に入れるのなら、こちらがおすすめです。
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傷跡が残らないようにする為には、保湿は欠かせません。
なるべく肌が乾燥しないようにする事で、肌のターンオーバーが正常になり、早く傷跡が無くなる近道となります。
さて、そもそも傷跡にならない為には、ダニやノミに噛まれない様にしなければいけません。
ダニの場合は、とにかく掃除をこまめにし、布団やクッションなどの布製のものは、全て布団乾燥機で強力に乾燥させ、その後掃除機で吸い取ります。
梅雨時期は、特に部屋の除湿には気をつけるようにしましょう。
ノミに関しては、ペットを飼っていない方は、春~秋にかけて虫よけスプレーを足元にかける様にしてくださいね。。
草むらや、猫などが多い場所によく行くのなら、虫よけスプレーを習慣化させる様にして、まずは予防を徹底しましょう。
ダニの駆除は乾燥!ノミの駆除はバルサンが効く!
これは、ごもっと!と皆さん思われるでしょうね。
でも、解っていてもクッションを洗濯機で丸洗いして天日干ししたら、ダニもいなくなる!なんてつい思ったりしませんか?
まず、ダニは水分をたっぷり体に保持していて、乾燥により水分が抜けてしまうと、カラカラに乾き、そして粉々になって死んでしまいますから、いくら洗剤を使ったからといっても、水分たっぷりの洗濯機の中では死にません。
しかも、天日干しといっても、クッションや布団の表面にじっとしていればダニも死にますが、内側にさえ潜り込んでしまえば、なかなか乾燥でカラカラ・・・までにはならないのです。
やはり、布団乾燥機で完全に内側まで強力乾燥させましょう。
そして、粉々になる前に掃除機で吸い込み見ましょう。
粉々になってしまうと、息を吸った時に体内に入り込んでしまい、アレルギー反応を起こす可能性があるので、必ず布団乾燥機をかけたらすぐ掃除機で表面だけでも吸い込むようにすると、安心出来ます。
のみの駆除には、バルサンなど、室内を一掃できるものが望ましいです。
部屋内を行ったり来たりするノミですから、室内空間の駆除としては最適でしょう。
それとバルサンは、有害な殺菌効果がありますので、出来るだけ衣類や食器など、皮膚や体内に入るかもしれないと思うものはビニールなどを被せて、薬剤がかからない工夫をしなければいけません。
ノミの駆除をするには、まず、ノミが室内に入り込まないようにすることが肝心です。
自然界には、ノミ・ダニ類は、多く存在していて、人間の居住空間よりも、多くの種類が生息しています。
ノミは、人間を対象にするときがありますが、やはり、栄養の多い新陳代謝の盛んな子供やペットを狙ってきます。
そして室内に入り込み、繁殖用の床を作り、また移動して増えていきます。
ペットのケアはもちろんですが、ペットを飼っていなくても衣服についてきたり、窓から入ってきたりといった事もありますので、ペットを飼っていないからノミは大丈夫!とは思わない方がいいです。
ノミも外から侵入されるんだ。という事を理解しておくと、かゆみが起こった場合、ダニだけじゃなくノミの可能性もある。という事を思いつき、すぐ駆除が出来ますからね。
ダニ取りに関して一番手軽で効果が高いのが、ダニ取りシートと言われています!
生きているダニを誘引するので、死骸をわざわざ掃除機で吸い取る手間も省けますし、手軽で楽ですよ!
毎日の家事の時間を1つでも減らしたい主婦にはピッタリの商品です!
まとめ
ノミは高くて50cmのジャンプも可能になります。
ですので、足元のかゆみを覚えてから、次に腕がかゆくなった場合は、その箇所に飛翔して着下する可能性もあると思います。
ダニ類もノミとの共生は両立しますので、ダニやノミのかゆみや痛みは、睡眠障害と精神的な障害をもたらす事もありますので、常に除湿には気を配り、エサとなる不潔な状態にならない様、心がけましょう。
噛まれてしまったら、早めにステロイドを塗り込む事です。
その後、傷跡を治す『バイオイル』や『アットノン』などを使用するのも手です。
とにかく、保湿に重点を置き、肌のターンオーバーを正常に保つよう心がけます。
足元の虫刺され跡は、かなり気になりますよね。
まずは、予防を徹底する事が大事ですが、もし噛まれた場合は、保湿を徹底してくださいね。
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