義理の両親の喪中期間について、一般的に疑問に思う事などをまとめてみました。
最近では、『いくら結婚したとはいえ、義理の両親が亡くなって喪中になるのはおかしい』という意見も多いようです。
結婚相手(旦那様・奥様)のご両親(義父・義母)が亡くなられた場合の喪中期間や、仕事の忌引日数は常識で考えると、一体何日位なのでしょう?
そして、その年に作成する喪中はがきの差出人名のところに書いておいた方が良い事などもお伝えさせて頂きたいと思います。
喪中期間は続柄で日数が変わる
身内に不幸があった場合、喪中の期間はいったいどのくらいなのでしょうか?
喪中が明けるのは一周忌の法要が済んだ一年後と認識している方が多いと思いますが、故人の続柄によって喪中の期間の日数が違うのはご存知ですか?
かつて明治時代に太政完布告で喪中期間についての法令が定められました。
昭和22年には廃止されましたが、その明治時代に定められていた期間が今も一般的な習慣となっています。
その内容というのは
故人の父母、義父母、配偶者は12~13ヶ月
子供は12~13ヶ月
兄弟姉妹は3~6ヶ月
祖父母は3~6か月
となっています。
かつての法令から今も習慣化されていますが、各地の風習や各ご家庭の方針で期間が違うところもあります。
そして、故人がご自身の3親等以上にもなると喪中にはしない場合が多いです。
3親等・・・本人および配偶者から三世を隔てる尊属(親と同等か、その上の親族)および卑属、すなわち曽祖父母・伯叔父母・曽孫・甥姪との関係。 また、その人
ですが、ご自身と深いかかわりがあったというのであれば、喪中にすることもあります。
昭和22年に廃止されているので自由!なんですが、あくまで一般的な期間の目安を参考にしていだだければと思います。
この期間をご存知でなかった方は、だいだい1年だったと思いますが、2親等も1年期間を設けていたというのであれば、その当時の法令以上に設けているということになりますね。
義理の父母が亡くなったら忌引き休暇はどれくらい?
では、もし義理の父母がなくなったら忌引きでお休みできるのはどのくらいなのでしょう?
親族が亡くなった時に取れるお休みのことを忌引き休暇といいます。
会社によって違うこともあるので、まずは確認をしていただくことが第一です。
必ず最初に忌引休暇は何日取れるか、またあるのかを確認してください。
忌引き休暇がない会社も実際にありますからね。
また、忌引き休暇を取得するのに書類を提出しないと取得できない会社も多くあります。
何処で何時から告別式を行ったか?とか続柄は?など詳細を記載しないと取得できないこともあります。
ですから、まずは最初に確認を取りましょう。
さて、一般的には義理の父母になると、忌引き休暇は3日間取得できます。
ご自身の父母になると1週間はもらえるところがほとんどです。
もし、遠方に義理の父母の実家があった場合、3日ではとても無理だという場合は、その旨を会社に伝えると規定より長く日数をいただける場合があります。
そんなときは一度上司と相談してみてください。
義理の父母が亡くなった時の喪中はがきの差出人名
さて、次に義理の父母が亡くなった時の喪中のはがきの差出人はどうするか?ということです。
この差出人について悩まれるかたがとても多いです。
差出人を連名で書いた場合の故人の続柄、差出人を夫婦別々で書いてそれぞれ出すべき?などと気になります。
喪中のお葉書は年賀状と同じ考えでいいです。
年賀状は連名で出すことがほとんどですよね。
だけど、続柄はどうするの?
ご自身から見れば義理ですが、配偶者から見れば実父母。
やっぱりややこしいので自分用と配偶者用に2種類作りたい!という方もそれはありですが、それでは更に費用がかかってしまいます。
では連名で出す場合、続柄はどうするべきか・・・良い方法をご紹介したいと思います。
一般的に多く使われているのは、
父 ○○ △△
母 ○○ △△
というように、父、母、とつけフルネームで書くことにより、はがきを受け取った方がどちらの親御さんが亡くなられたのだな。とわかるようになっています。
フルネームで書けば、問題は解決します。
また、最近では故人の名前を書かずに喪中のお葉書を出すところも増えてきています。
故人の名前を伏せたいと言う方も、なかにはおられますし、まだ気持ちの整理がついておらず書けないと言う方もいらっしゃいます。
喪中のはがきは亡くなった方のお知らせをするものではなく、年賀状が出せないというお詫びのお知らせです。
ですから、故人名を書かなくても特にマナー違反であるというわけでもありません。
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