気になる足の臭い。。。
特に夏は裸足になる場所で、あちらこちらで臭ってる・・・なんて事もよくあります。
人はみな、多かれ少なかれ臭うものですが、少しでもその臭いを抑えたいと思うものですよね。
さて、その気になる足の臭いの原因は内蔵に関係あるのか?
そして、その臭いを取るのに良いと言われる重曹やミョウバン、柿渋石鹸の効果についても紹介したいと思います。
足の臭いは内蔵に関係してるの?
足の臭いは、常在菌やバクテリアの繁殖によって起こります。
頭皮や顔の肌も常在菌の異常繁殖によって、かゆみやニキビなどの皮膚病を引き起こします。
足の臭いの原因は、この常在菌やバクテリアなどが放出する『イソ吉草酸』という物質の臭いです。
このイソ吉草酸は、植物や精油にある天然の脂肪酸ですが、悲しいかなその臭いに関しては、チーズの様な酸っぱい臭いが特徴なのです。
イソ吉草酸の臭いが、足から臭っているという事ですが、この臭いのキツさには個人差があります。
その個人差というのが、常在菌の繁殖状態です。
たくさんのバクテリアや、常在菌の繁殖数が多ければ多いほど、イソ吉草酸が多くなります。
なので、いかに菌やバクテリアの繁殖を抑えるかがポイントになるという事ですね。
内臓と足の臭いの関係ですが、内臓が悪いという事は、身体の免疫力が弱っている可能性が高いといえます。
なので、自己免疫機能によって、足の消臭の役割を果たす、体内からの分泌物質が弱まっている可能性があります。
内臓自体は、年齢と共に退化していきますので、年齢による身体免疫機能の低レベル化は避けられません。
内蔵が弱まっていると、ホルモンバランスが乱れる事も往々にしてあります。
もともと内臓とセットの器官で、内分泌ホルモンの増減もある訳ですから、そういったところからの関係性も高いと言えますね。
例えば糖尿病の患者さんは、独特な体臭があります。
糖尿病は、ホルモンの1つであるインスリンの不足の為、ケトン体が作り出されます。
このケトン体に『アセトン』という物質が含まれていて、これが臭いの元となっています。
この様に、何らかの病気が原因で体臭(特に足の臭い)が出てしまう場合がある事はありますが、やはり足の強烈な臭いの原因は、菌やバクテリアの異常繁殖の方が断然多いですね。
重曹やミョウバン、柿渋石鹸の効果とは?
さて、よく足の臭いに効くと言われる重曹やミョウバンについてお話したいと思います。
重曹・ミョウバンというものは、天然の石鹸成分になります。
よく、カリ石けんというものがありますが、あれは基剤になり、重曹はその添加物と言う訳です。
重曹は、食品にも応用されていますので安全して使用出来ますね。
更に、界面活性効果が高く、汚れをよく落とします。
そしてミョウバンは殺菌成分の高い素材になります。
臭い菌に対しても効果があるので、ミョウバン石鹸やミョウバン水などは、体臭予防によく使われていますね。
先程も申しましたように、足の臭いの原因は、イソ吉草酸という物質です。
これは、弱酸性の物質ですので、重曹のアルカリ性が中和させ、臭いを抑えます。
なので、重曹を靴箱に置いておくと臭いが消える。と言われるのも、臭い成分を中和させて消し去ってくれているという訳ですね。
脱臭と共に除湿効果もありますので、靴箱にはもってこいですね。
更に、足裏や足の指の間にマッサージする様にすり込むと、雑菌の餌になる角質も取り除いてくれますので、重曹マッサージもおすすめです。
添加物など入っていると、お肌にも負担がかかりますので食用の重曹を使用してくださいね。
そしてミョウバンですが、これも足の裏の消臭に効くと言われていますね。
ミョウバンは、難しそうな化学記号で説明されますので、食べ物などのように簡単に説明出来る物質とは少し異なります。
複合塩の総称といわれるミョウバンですが、これは古くから、ミョウバンが結晶となった天然塩を制汗剤に使用したりしていました。
具体なメカニズムは明らかとはなっていませんが、肌と同じ酸性のミョウバンは、汗などによりアルカリ性に傾いた肌を弱酸性に保ってくれます。
弱酸性に戻し、肌本来の機能を正常な状態に保ってくれる役割も大いにあるでしょう。
アルカリ性の成分が強い臭いには、中和させる事により臭いを抑えられるので、ミョウバンの消臭効果も高いと言われているんですね。
柿渋石鹸は、天然のポリフェノール系の、石けん効果を添加したものになります。
『柿渋』と呼ばれる成分は、その名の通り柿がまだ青く、渋みの強い時期の成分です。
これを絞り出し、石鹸成分の1つとして練り込んであるものが柿渋石鹸です。
天然素材であるので、人体に無害であることと、柿渋の成分で天然ものですが、ボディソープなどで添加物を含んでいる商品もあります。
柿渋は、その成分のタンニンにより殺菌効果が高く、足の臭いに対しても効果はあります。
タンニンはポリフェノールの一種で、赤ワインやお茶にも含まれますので、これらから殺菌・消臭の製品が作られる事が多いですね。
殺菌や消臭に関する商品は数多くあり、強力な脱臭機能をもつ科学製品もありますが、何より、天然のものから作られる柿渋石鹸などは、安心して使用出来るという部分が大きいと思います。
まとめ
足の臭い菌というものは、水虫などの白癬菌とは別種のものになります。
足の臭いの原因は、常在菌やバクテリアが放出する『イソ吉草酸』という物質です。
そのイソ草酸を増やさない為には、常在菌やバクテリアのえさとなる汗や角質をこまめに取る様にしなければなりません。
人体には特有の匂いと言うものがありますが、身体にばい菌が付着すると、異臭を放つようになります。
臭った状態を長く放置しておくと、白癬菌にも侵食されるおそれがありますので、こまめに足を洗う事が一番重要です。
臭い菌は、結構しつこいものですが、白癬菌ほどではありません。
足の指の間や、靴下、靴の中を充分に気遣っておけば、異常に繁殖する状態にはならないはずです。
また、キッチンや水回りでのフロアーの状態もよく確認しておいてください。
臭い菌も、侵食するおそれがありますので、床の洗浄を特に気遣い、その上で、有用な石鹸を使用するべきです。
特に、お風呂での、マットや絨毯の質のものは、雑菌の温床となりますので、よく取り替えて洗濯・乾燥してください。
そして、石けん類の設置にも気をつけましょう。
石けん類の成分を栄養にする雑菌もいますので、石けんの下の台をいつも乾燥させておくこと。
そして、石けんを長持ちさせる為もありますので、石けんを上からシャワーリングしたり、よく乾燥させ、石けんの表面の衛生状況にも気をつけましょう。
足を洗う上で気をつける事は、第一にこまめに洗う事。
こまめに洗えば、重曹やミョウバンなど使わなくても、それほど臭いは気になりませんが、やはり体質的にどうしても臭ってしまうという場合は、重曹やミョウバン、柿渋石鹸などを使用するべきですね。
あとは、外出先などで洗う機会が無い場合は、ミョウバンスプレーなどをこまめにふって、対処しましょう。
【ミョウバンスプレーの作り方】
500mlのペットボトルを用意します。
別の入れ物で作る方が作りやすいので、ボールや深さのある入れ物を用意し、そこへ焼きミョウバンを大さじ1.5杯と、400mlの水道水を入れ、かき混ぜます。
出来上がったミョウバン水を(溶け残った焼きミョウバンも)500mlのペットボトルへ、全て移します。
それを冷蔵庫へ入れ、3日ほど放置すれば出来上がり!
100均などで、スプレー容器を購入して持ち歩くと便利ですよ。
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