女性は二の腕って気になる場所ですよね。
子供にも多いのですが、二の腕に細かいブツブツがたくさんある方って意外に多いんですよ。
しかもそれが、なかなか治らなくて困っている方も多いと思います。
二の腕の細かいブツブツは『毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)』といいます。
二の腕の毛孔性苔癬に関しては、治療方法もよく載っていますが、このブツブツに似た様な細かいブツブツが顔(特に外側の頬)に出た状態で、なかなか治らない!という人も40歳以降の方に多い様です。
私も、この謎のブツブツに悩まされていました。
ステロイドを塗っても改善されない、このブツブツの改善方法について紹介したいと思います。
毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)とは?
二の腕に鳥肌のようなブツブツがあって気になるという方、それは毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)といいます。
痒みや赤みはありませんが、鳥肌のようなブツブツが毛穴と一致し浮き上がっている症状のことです。
二の腕に鳥肌のようなブツブツがあって気になるという方は毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)で間違いないと思います。
皮膚病のひとつですが、小児期、思春期によく見られます。
自分の両親のどちらかもそんな肌をしていたというのであれば遺伝から来ている疑いもあります。
遺伝性も考えられますが、原因としてはアトピー性皮膚炎や乾燥肌や肥満、加齢や薬の副作用などから発生していることもあります。
私の子供も乾燥肌なのですが、冬になると特に二の腕のブツブツが目立ちます。
初めて見たときは何かわからず、「寒いの?」と何度も聞いていたことがありました。
それくらい鳥肌と似ているのです。
でもよく見たら二の腕だけだったので、毛孔性苔癬だということに気づくことができました。
夏になるとほとんど目立たなくなっているので、やはり冬の乾燥が原因であると判断し、保湿クリームを塗り続けました。
それが良かったのか、冬でもほとんど目立たなくなりましたが、乾燥してしまうとすぐにまた出ていましたね^^;
ブツブツの周りもひどく乾燥していましたし、乾燥肌の方はなりやすいでしょう。
毛孔性苔癬の原因と治療
しかしあまり酷くなるようなら医療機関を利用することをオススメします。
二の腕だけではなく、背中や肩、お尻まで出ることもあります。
毛孔性苔癬の原因は、古い角質が毛穴に詰まって徐々に盛り上がってしまう事だと言われていますので、角質層のターンオーバーが正常ではない。という事が考えられます。
特に冬に多いというのは、冬は汗もかきにくですし、代謝機能も悪くなります。
それに乾燥すると肌のターンオーバーが乱れる事が多いので、冬に悪化したり元々の乾燥肌が原因だったりします。
40歳以降になると、女性ホルモンの乱れなどが原因で肌のターンオーバーの乱れが発生し、その結果毛孔性苔癬になる。という場合があります。
塗り薬を処方されますが、それでも改善されない場合はレーザー治療などで治すこともあります。
また、毛孔性苔癬だと思っていたけど、別の疾患だったということもあるので気になるようでしたら受診しましょう。
毛孔性苔癬は年齢とともに消えることも多いそうですよ。
顔にもブツブツが!二の腕のブツブツと同じ?
顔にもブツブツが出来た!という方、これも二の腕と同じブツブツと同じ毛孔性苔癬の場合もあります。
顔にも出来ることがあるのです。
ですが、顔には汗疹、ニキビ、蕁麻疹などと顔はブツブツができやすいです。
いろんな種類のブツブツがあります。
自己判断できないときは医療機関へ受診しに行きましょう。
ニキビ、蕁麻疹や汗疹は赤くなったり痒くなったりするので分かりやすいですよね。
白いブツブツで、目の近くに出来ているのであれば、稗粒腫(はいりゅうしゅ)の可能性もあります。
目の周りやおでこに出来ることが多く、これは痒みがありません。
擦るとひどくなることもありますので、触るのを控えましょう。
放置しておいても自然に消えることが多いですが、これも治らなかったり気になったりしたらレーザー治療を行います。
これ以外にもブツブツの症状は沢山あります。
私の体験!顔のブツブツは抗生物質で綺麗になった!
私も、ずっと毛孔性苔癬や毛孔性角化症(もうこうせいかっかしょう)だと思っていました。
※毛孔性角化症も毛孔性苔癬と同じ様に古い角質が溜まっていく皮膚病
洗顔に気をつけたり、保湿をしたり、時にはイボの塗り薬や飲み薬を利用していきましたが、全く改善されませんでした。
こんな感じで、イボ系の薬を使っていました。 ↓
元々乾燥がひどく、アトピー体質という事もあり、ステロイドやプロトピックの塗り薬を使っていました。
ある日、ステロイドやプロトピックを塗るのを止めると、顔が腫れるというリバウンドが起こったのです。
そこで、通っていた皮膚科の先生から紹介状を書いてもらい、ある有名な皮膚科の先生に診察してもらう事が出来ました。
診察の結『酒さ』という事が判明!
酒さというのは、色んな事が原因ですが主な原因は、ステロイドやプロトピックなどの薬治療が原因の場合や、加齢によるもの、また、過剰に肌を保湿し過ぎる事が原因の場合もあります。
酒さの場合、抗生物質が出されるのですが、抗生物質には大きく分けて、ペニシリン系、セフェム系、マクロライド系、テトラサイクリン系などがあります。
私が処方されたミノマイシンという抗生物質は、テトラサイクリン系の抗生物質です。
酒さの治療目的の抗生物質ですが、酒さが治る前に、この謎のブツブツがなんと綺麗さっぱりツルツルになったんです!
酒さの治療は、長くかかりますので気長に続けていますが、何年も治らなくて困っていたたくさんのブツブツがすぐ無くなって、これが一番嬉しかったかも!なんて思います。
顔はどうしても気になる場所なので病院で診てもらって早く治したいですよね。
何のブツブツか分からないときは自己判断せずに専門家に診てもらう事をおすすめしますが、やはり有名な医者に診てもらわないと、かなり遠回りする事も多いですよ。。。
顔の角化異常にはステロイドよりも保湿を徹底!
さて、今度は顔の角化異常にステロイドを処方された場合についてです。
ステロイドも安全な使い方や量など、この50年で研究されているので、そんなに怖がることもありません。
完全に元から治して再発させないためにはステロイドを使って、あとはもう使用しないという方法もあります。
中途半端に使って、また再発し中途半端に塗る、の繰り返しのほうがあまりよくないと、(この有名な先生から)教わりました。
こちらの病院は、『プロアクティブ療法』というステロイド治療を優先して行っている病院です。
実績も多く、改善される方が多いので、ステロイド治療も先生によってその効果を発揮するのに違いがあるのです。
ですが、やっぱり顔には慎重になってしまいます。
気になる方は、まずは保湿を徹底しましょう。
ただ、顔の保湿については、やり過ぎると『酒さ』になる事もあるので、自己治癒力を失わせない程度の保湿を心がけてください。
先に二の腕に保湿クリームを塗ると目立たなくなったというお話をさせてもらったと思いますが、保湿クリームは肌を柔らかくしてくれる効果があるので、確かに効果的です。
肌が乾燥しているとどうしてもトラブルが起きやすいです。
保湿することで、もちろん顔のハリも良くなりますので、一石二鳥です。
ですが、それでも治りが遅い場合は専門家に診てもらってしっかり治してしまうことをオススメします。
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