ゴキブリの卵って、見た事ない人の方が多いんじゃないでしょうか。
よくゴキブリを1匹見たら30匹はいる!なんていう話も聞きますから、卵についても気になるところです。
では、ゴキブリの卵から一体何匹のゴキブリが生まれるのか?孵化の時期や期間についてもお話したいと思います。
ゴキブリの卵について
ゴキブリの卵の形状は、ちょうどお財布のがま口のような形で、正確にいうとこれは卵鞘(らんしょう)と呼ばれるものです。
ガマ口の中に、卵が半ば固化されたような形で詰まっていて、生まれるときは、およそ30匹以上のこともあります。
卵の外側の形状は、茶褐色から黒色タイプまであり、中に微細な小卵を保持しています。
季節の環境にも耐えるので、冬をしのぐことも可能ですし、殺虫剤も効かないほど耐性力に優れています。
ゴキブリの卵から、数十匹のゴキブリの赤ちゃんが産まれますが、室内に30匹の成虫ゴキブリが居たとしても、それが同じ家系のゴキブリかどうかは疑ってかかる必要があります。
ゴキブリは多少の家の隙間に潜り込んでくるので、その家系の30匹である可能性は低いのです。
そして、同じ卵から孵るゴキブリでも、全てが成虫クラスにまで発展するとは限りません。
おなじゴキブリの赤ちゃんも捕食の対象になったりするからです。
という事を考えると、ゴキブリを1匹見たら30匹はいる!という話も、卵から生まれる数を考えると嘘ではないでしょうが、生まれた赤ちゃんを含めた話というより、集団で活動する為(同じ環境で)、そういった表現になっているかもしれませんね。
ゴキブリはどこに卵を産むのか
ゴキブリの産卵は、人目につかない場所です。
よく目に留まる場所であれば、生誕率も、生存率も低くなります。
ですので、温度・湿度の高い電化製品の裏や下に産み落とす事が多いですね。
たまにタンスの中に産むケースもありますので、あまり使っていない引き出しなどは要注意です。
掃除のがてら、見つかる事もありますが、たいてい空の状態のものが多いですね。
そういったものは、中の小胞から既に赤ちゃんは抜けきった後なので、中身はゼロです。
そして、季節柄のこともあるので、卵が完ぺきに乾燥してカラカラの状態であれば、その成虫がどこにいったかは、もう解らないでしょう。
冬場でしたら、卵もすぐに孵化せず長くその場に留まっていますので、その時に探し出して駆除する方が良いですね。
ゴキブリの卵が孵化するのは、4月~10月辺りです。
やはり気温と湿度は関係します。
卵を生んでから孵化するまでの間は、約20日~1ヶ月半位ですが、これだけ期間が定まっていないのは、その時期の環境(温度・湿度)にも関係するからです。
冬の間も電化製品の周りなどは暖かく、人の目にもつきませんので、簡単に冬を越して4~5月辺りに幼虫がウヨウヨ・・・なんて事もよくある話です。
冬の間に電化製品を頑張って少し動かしてみましょう。
そうして、真っ黒の細長い、がま口財布の様な形のものを見つけたら、熱湯で駆除するか焼却をして卵を死滅させましょう。
そのままゴミとして捨てると、結局ゴミ収集所で孵化してウヨウヨ・・・なんて事になりかねませんので、必ず死滅させてから捨てましょう!
まとめ
◎ ゴキブリの卵は、黒くて細長く、がま口財布のような形をしている。
◎ 卵は卵鞘(らんしょう)と呼ばれる頑丈なもので、その中からおよそ30匹のゴキブリの赤ちゃんが生まれる。
◎ 孵化する時期は、4月~10月に集中し、卵から孵化する期間は20~50日の間で、その時の環境にも左右される。
◎ ゴキブリの卵は、殺虫剤でも死滅させる事が出来ないので、熱湯や焼却で死滅させなければならない。
といっても、ゴキブリの卵って、あまり見かけませんよね。。。
それは、やはり人間の目につかない場所に産んでいるからです。
家の中だと、冬場も電化製品の周りは暖かく、人目につかない場所ですのでゴキブリが卵を産むのに最適な場所です。
冬場の間に駆除する事で、暖かくなったらすぐに孵化されるゴキブリを発生させずに済みますので、冬場の大掃除の時にでも思いきって冷蔵庫やテレビを動かして、ゴキブリの卵を駆除してみませんか。
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