時差ボケって、体験しないとあまりピンとこないかもしれません。。。
私もアメリカニューヨークから帰国後1週間は、急激な眠気、はたまた眠れない・・・を繰り返しました。
そんな体験もあり、旅行の際には気をつける様になりました。
最悪、帰国後は我慢したとしても、楽しみにしていた海外旅行の到着した際、時差ボケで楽しめなかった!なんていうのは最悪です。
その為にも時差ボケについて知っておくべき事をまとめました。
時差ボケは早めに体内時計をリセットさせて!
時差ボケは、正確には『時差症候群』または『非同期症候群』と言います。
私達のに体は、体内時計が備わっています。
交感神経と副交感神経がバランスを保ち、睡眠(リラックス状態)時にはメラトニンが分泌され、睡眠に入りやすい状態になり、目覚める時にはセロトニンが多く分泌されて活動させます。
体内時計によって、こういったホルモンが分泌され、睡眠と起床をスムーズにさせてくれるのです。
体内時計という位ですから、体の中で時計の役割をしているんですね。
海外と日本では、昼夜逆転する場合もありますし、たいてい時差がありますよね。
となると、体内時計はいつも決まった動きをしているのに、メラトニンが分泌される予定の時間に真っ昼間だったりする訳です。
こうして、体内時計が移動した場所と一致せず、ズレを起こす事についていけなくなり、睡眠障害が出てくる事が時差ボケと言われる症状なのです。
さて、アメリカと日本だとどれ位の時差があるのでしょう?
アメリカは日本と違って、国の中でも時差があるくらい、広い国ですね。
なので、アメリカで東部、西武、中央部の3つの場所に分けて、日本との時差を見てみたいと思います。
上記地図を見て解るように、アメリカ東部にあるニューヨークは、日本から一番遠い場所にありますね。
ですが、時差の計算になると東部よりも短く、その時差は13時間になります。
日本の方がニューヨークより13時間、先に進んでいるという事ですね。
オクラホマシティは、アメリカのちょうど真ん中あたりにある州です。
こちらは、日本との時差は14時間になります。
日本の方が、オクラホマシティより14時間先に進んでいるという事になります。
サンフランシスコは、アメリカ西部に位置しています。
日本に一番近い場所にありますね。
距離だと一番近いですが、日本との時差は16時間にもなります。
よく考えると、日本とアメリカの時差は、13時間~16時間にもなるのです。
昼夜が逆転するという事なので、ほとんどの人が時差ボケになる可能性は高いと言えますね。
時差ボケって何日位続く?1週間以上になる場合はあるの?
自分の経験からいうと、旅先当日の夜からですね。
以前、ニューヨークに2ヶ月ほど滞在した事がありますが、到着した当日の夜は全く眠れませんでした。
次の日の日中は、特に眠い訳でもなかったのですが、夜は眠りについたかと思うと、何度も起きてしまう・・・といった事が、約1週間続きました。
食欲もあまりなく、睡眠のサイクルがおかしかったのが原因か、時差ボケが楽になった1週間後から、風邪を引いてしまいました。
時差ボケって、体調も崩したりするんですよ。本当にやっかいですね。
しかし、特にひどかったのは帰国後です。
帰国後も、やはり帰国した夜から時差ボケだという自覚はありました。
帰国後は、夜は眠れないけど、昼から夕方過ぎてもずっと寝ている状態が続きました。
睡眠のコントロールが全く出来ず、かなり大変だったのを覚えています。
ハワイも数回、旅行に行った事がありますが、ハワイの場合は今まで一度も時差ボケになった事はありません。
時差が19時間もあるのに、不思議ですね。
場所や気持ちの問題もあるのかな?と個人的には思ってしまいますが・・・・
私の場合は、ニューヨークへ到着した時の時差ボケは、約1週間。
帰国後は、10日ほど続きました。
中には1ヶ月続いたという人も少なくありません。
しかし、普段から不規則な生活をしている人は時差ボケにならない!という人もいるんです。
普段の体内時計が規則正しい場合は、それが乱れてしまうとやはり時差ボケになりやすいのかもしれません。
自分の体験や、本などから参考にした予防策ですが、出発前(5~7日前くらいから)に少しずつ体内時計をズラす生活をするというものです。
起きる時間を1時間ずつ段々とずらしつつ、朝起きたら太陽の光を浴びて、体内時計をズラしていくのです。
もちろん寝る時間も1時間ずつ、もしくは2時間ずつズラしていきます。
これは、結構時差ボケ予防には良いですよ。
結局は、体内時計が狂う事によりホルモン分泌のバランスも崩れて、体調も悪くなったり、眠りの乱れが起こるのですから、その体内時計を急激に変えるのではなく、少しずつズラす事がカギになります。
ストレスや神経質になると長引く傾向が!
時差ボケにも個人差があるのはもちろん、ひどさや軽さの違いもありますが、症状も眠気だけではなく、だるさや食欲がなくなる等といった事もあります。
旅行から帰って、次の日には仕事に行かなきゃ行けないのに頭が回らない・・・なんて事になったら、そこからストレスにも繋がります。
ストレスのある精神状態の時に旅行に行って、時差ボケになった。という場合もあるかもしれませんが、通常は、時差ボケになった事でストレスが加味されます。
自分の思うように体が動かなくなるというのは、確実にストレスに繋がりますからね。
仕事に行かなければいけない、人と会わなければならない、といった自分以外の人間と関わる時に、時差ボケで体がだるくなっているとストレスが溜まりやすく、時差ボケ症状も長引く恐れがあります。
単にストレスを避けるといっても、簡単ではない場合もありますよね。
常日頃の対策にはなりますが、時差ボケの状態ではメンタルにある程度の被害が出ている状況なので、有休を残しておくこと等、事前に準備しましょう。
やはり、旅行前の対策は大事です。
韓国や中国など、時差が少ない場所ですと時差ボケもひどくならないですが、アメリカなど10時間以上も時差がある場所に旅行に行く場合は、帰国後は体内時計を戻す為の時間(ゆっくり出来る時間)を確保しましょう。
リラックスも必要ですが、毎日太陽を浴びるようし、寝る時間も少しずつずらしながら元に戻していけるよう、体内バランスを復帰できるように、がんばってください。
また、食欲がなくなった場合は、無理矢理食べるのではなく、『そのうち食べたくなるだろう』と気楽に考える事も必要です。
いつもどおり食欲がある人なら、食べる時間を少しずつずらすのも効果的です。
人は、『こうしなければ・・・』と考える事によって自然とストレスを増やしてしまっているものです。
帰国後、1週間以内は出来るだけ人と接しないですむ事前準備をしてから旅行にいく事をおすすめします。
まとめ
時差ボケにも個人差があり、ひどい人なら1ヶ月も続いたり、更には、しばらくしてまた時差ボケがぶり返した!と感じる人もいるようです。
また、北半球でも、左回り・右回りの違いによっても、時差ボケのひどさが違うという話も聞きます。
よく言われるのは、西の方角より東の方が時差ボケがひどいという事ですが、私自身はまだ自覚はありませんが。。。
個人的に思うのは、人が感じる事にはそれぞれ違いがあるのは最もだし、確かに色んな症状があると思います。
旅先に到着した時、ひどい時差ボケにならない為には、出発前からいつもと違ったサイクルで、体内時計を変える準備をするといいですよ。
ただ、楽しみな旅行は、ウキウキした気分もあるので、到着時の時差ボケはだいぶ抑えられる傾向にあるみたいですね。
肝心なのは、帰国後です。
普段の生活に慣れるように、有給で休んでいる日も、職場に復帰する前には事前に、2~3日前よりデモンストレーションとして、昼の勤務時間等に合わせた、ルームライフを少し取り入れると良いです。
もし、医療機関が必要なくらいであれば、他の病気と併せられていることも考えられますので、あまりにおかしな症状があると感じられた場合は、すぐ病院で診てもらう必要があります。
また、帰ってきたときにおかしな症状があれば、別の地域の風邪のウィルスに当たっていないかといった事も確認する事は必要ですね。
時差ボケのつもりが、変な伝染病にかかった可能性もあるかもしれませんからね。
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