結婚式や、お年玉、出産祝いなどのお祝い事の時にお金を包む時には新札を使うのがマナーだと言われています。
どうして新札を使うのかは知らないけど・・・
という感じで、マナーだと言われているからなんとなく新札を使っている。という人も多いのではないでしょうか。
そもそもお祝い事に新札を使うのには、どういった意味があるんでしょうか?
もし新札を使わなかった場合・・・マナー違反となってしまうんでしょうか?
どうしても新札を用意することができなかった場合の対処法も紹介いたします!
そもそも祝い事(結婚式やお年玉など)で新札を使う意味
お祝い事には新札が良い!といわれているんですが、それはなぜなのか・・・
基本的には、お金には様々な思いが染みつく。なんて言われています。
色んな人が手にして回り回ったお札には、たくさんの思い(良いも悪いも)が染みつくと考えられていて、そういった人の願いや怨念などの思いが染みついていない「新札」を使う事で、新たなスタートを切る。といった意味が込められています。
結婚式の場合、新郎新婦にとっては新しい門出となる日です。
ご祝儀はこの新しい門出をお祝いするという気持ちを込めて包むものなので、新札がふさわしいと言われているんですね。
入学祝いや出産祝いも子供にとって新しい生活がスタートすることをお祝いするので、こういった意味をこめて新札を包むんですね。
ご祝儀や、お祝い、お年玉などはこの日を楽しみに待っており、お祝いを前もって用意しておきましたよ。と伝えるためにも新札を使うと言われています。
古札だとその日に慌てて用意したと思われてしまうんですね。
これは新年ですからね。
新たなスタートという意味では新年を使う事がふさわしい時期だとされています。
新札を使わなかったら?マナーとしてどうなの?
お祝い事の時には新札を使うのがマナーだと言われていますが、実は必ずしも新札でないとマナー違反だというわけではないんですね。
新札を使う事は、ある意味「気持ち」として使用する事ですから、そこまで重大なマナー違反として捉えられる事もないでしょう。
新札とは、まだ未使用でどこにも流通していない新しい紙幣のことをいいます。
これは銀行や信用金庫などの金融機関の窓口で両替などをして手に入れることができます。
ただ、金融機関の窓口は平日の昼間にしかやっていません。
中々平日の昼間に窓口へ行くことが難しいという人も多いですよね。
そういった人は、ピン札を使ってもOKです。
ピン札って新札のことじゃないの?と思った人もいるかもしれませんね。
新札とピン札が同じだと勘違いしている人が多いんですが、新札はまだ未使用の紙幣で、ピン札は使われているけど折り目などがついていない綺麗な状態のお札のことを言います。
お祝い事の時は、気持ちの面でも新札を使うのが一番ですが、ピン札を使ってもマナー違反とはなりません。
新札を用意できない時の対処法
中々窓口へ行く時間が無いという人は新札を用意できませんよね。
そして、ピン札も中々手に入れることが難しいという場合も多くあります。
そういった時にはどうすればいいんでしょうか?
実はアイロンを使うとお札をピン札にすることができるんです!
【 準備するもの 】
アイロン・洗濯のり・霧吹き・水
- 霧吹きに水と洗濯のりを入れて、しっかりと混ぜ合わせる
2. 離れた位置から、1万円さつに1をまんべんなく吹きかける
3. アイロンを低温に設定し、ゆっくりと1万円札にアイロンをかける
(ホノグラム部分は避ける)
4. 裏返してしっかりとシワをのばしていく
5. 平らなところでしっかりと乾かしたら完成
アイロンをかけるときには、高温ではなく低温で行います。
あまりに折り目がしっかりとついている物だとうまくいかない事もあるので、できるだけシワが少ないものを使うようにします。
そして、アイロンをかけるときにはお札にあるホノグラム部分を避けるようにしましょう。
ホノグラムは、この部分 ↓
この部分はアイロンをかけると変色してしまうこともあるので注意が必要です。
まとめ
結婚式やお年玉などは何ヶ月も前から、わかるものなので基本的には新札を用意するようにします。
最近では窓口だけではなく、両替専用のATMを使って新札を手に入れることができる場合もあるので、最寄りの銀行に問い合わせてみるといいかもしれません。
どうしても用意できないという時には対処法を試してみてくださいね!
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