フランスは観光大国として有名な国ですが、実は映画大国でもあることをご存知ですか?
フランス国民は昔から映画が大好きで、チケット料金が値上げされも映画を見に行く人が絶えません。
おしゃべり好きなフランス人。
おしゃれな雰囲気の作品が多いフランス映画ですが、映画の中に出てくる人々の会話を楽しめるのも見どころの一つです。
今回はそんなフランス人がおすすめする泣ける映画や恋愛、また笑える映画を紹介しますね!
フランス人おすすめの泣ける映画!
映画大国のフランスでは、素敵な映画がたくさんあります。
たくさんあり過ぎて、おすすめを聞かれると逆にフランス人も困ってしまう様です。
ご紹介数は少ないですが、フランス人の友人に聞いたおすすめ映画を数品、紹介したいと思います。
「エール!」
フランス映画祭で観客賞を受賞した2015年公開の映画です。
主人公の女子高校生ポーラと彼女以外は耳が聞こえない家族との絆を描いた感動物語。
【簡単なあらすじ】
フランスの田舎町で暮らすポーラの家族は、ポーラの父・母・弟ともに耳が聞こえません。
ポーラの夢は歌手になること。
学校に通うポーラは音楽教師から歌の才能を認められ、パリの音楽学校のオーディションを薦められるが、耳の聞こえない家族から反対されてしまいます。
ポーラは夢を諦めようとするのですが、最後はその歌声が奇跡を起こすことに。。。。
耳の聞こえない家族のために手話をしながら歌うシーンは感動的です。
主人公を演じたアンヌ・エメラは、フランスの人気歌番組「The Voice」で注目を集めた歌手です。
彼女の歌声は素晴らしく、見ている途中は思わずその歌声に聞き入ってしまうほどです。
「最強のふたり」
日本でも流行った2011年公開の映画。
フランス人も涙した、実話に基づいたストーリーです。
パラグライダーの事故で首から下が麻痺となった大富豪フィリップと、その介護人である黒人青年ドリスとの友情を描いた物語。
【簡単なあらすじ】
フィリップは新しい介護人を探すために面接を行っていたところ、生活保護申請の目的だけで来たドリスと出会います。
面接での正直な受け答えが気に入ったフィリップはドリスを採用することに。
住んでいる世界や年齢も全く異なる2人。
初めは、なかなか打ち解けられなかった2人が徐々にお互いを認め合い、絆を深めていく感動ストーリーです。
思ったことはすぐ口に出してしまうフランス人。
この映画は、そんなユーモア溢れる2人のフランス人の楽しいかけ合いが楽しめますよ。
フランス人おすすめの恋愛映画!
街並みからロマンティックなフランスでは、恋愛映画を撮るには最適の場所。
更にストーリーが素敵だったら、街並みと風景、俳優さんが合わさると最高の映画になります。
そんな恋愛フランス映画のおすすめを紹介します!
「アメリ」
全世界でヒットした2011公開の映画。
フランスでも大ヒットし、国民的映画となりました。
もちろん日本でも有名ですよね。
【簡単なあらすじ】
主人公のアメリはパリ・モンマルトルのカフェで働く空想好きな女の子。
持ち前の空想力で周りの人を幸せにしていきます。
幼いころから人とコミュニケーションを取ることが苦手なアメリですが、ある日出会った不思議な少年ニノに魅かれ、彼を探していく恋物語です。
映画の中にはノートルダム大聖堂やサクレ・クール寺院などパリの街並みが出てきます。
またアメリの個性的でかわいい色使いのファッションも見て楽しめますよ。
この映画のロケに使われたカフェ「CAFÉ DES 2 MOULINS」では、映画の中でも出てくるアメリの好きなクレームブリュレを食べることができます。
このカフェを目的に来る観光客は多いそうですよ。
ただし、このカフェがあるモンマルトル地域は治安の良い地域ではありません。
昼間に訪れることをおすすめします。
「おとなの恋の測り方」
2016年、フランスで公開された大人のロマンティック映画。
離婚から3年、恋愛から遠ざかっていた女性弁護士ディアーヌと、身長13センチの建築家アレクサンドルの恋を描いた作品。
【簡単なあらすじ】
携帯を落としてしまったディアーヌに、携帯を拾ったアレクサンドルから電話がはいります。
そして二人は会うことに。
胸を膨らませて行ったディアーヌは身長の低いアレクサンドルに戸惑ってしまします。
その後2人はデートを重ね、次第に彼の魅力に魅かれていくのですが、どうしても彼の身長が気になり…
2人は一度別れを決めるも、最後にはディアーヌが自分の気持ちに正直になり結ばれる心温まるストーリーです。
恋愛は見た目が大切なのか、中身が大切なのかを考えさせられる映画です。
フランス人おすすめの笑える映画!
思った事をすぐ口にするフランス人は、ユーモアセンスも結構あるんですよね。
笑わせようと思ってウケない時も人もたくさんいますけど、仕草や話し方、表現の仕方が面白い人ってたくさんいます。
そんなフランス人が登場するおすすめの笑える映画はこちらです!
「おかしなおかしな訪問者」
フランスで大ヒットした1993年公開の映画。
中世の騎士が現代のフランスにタイムスリップしてしまうコメディ映画です。
【簡単なあらすじ】
ジャン・レノ演じる騎士、ゴッドフロアは魔女の呪いにより婚約者の父を殺していまします。
時間をさかのぼるため魔術師に呪いを解いてもらおうとするも、何と12世紀から20世紀のフランスへタイムスリップしてしまいます。
そして何とか元にいた時代に戻ろうと奮闘していく様がおもしろいストーリーです。
フランスではとても有名な映画で、続編が作られ、またハリウッドでリメイクされるぐらいの人気がありました。
26年前の作品ですが、フランス人独特のテンポの良いコミカルな言葉のかけ合いが楽しめる笑える内容ですよ。
「ようこそ シュティの国へ」
フランスで封切り後、1週間で350万人を動員した2008年公開の映画。
シュティとはフランス北部の県に住む人やその地方の方言を意味する言葉です。
【簡単なあらすじ】
南フランスの郵便局で働くフィリップは、誰もが行きたがらない北フランスへの転勤を命じられてしまいます。
天候が悪く寒い地、聞き取れない北部の方言…
初めはそんな北フランスのイメージから行くのを嫌がっていましたが、徐々に北部の人たちの世界や生活に慣れていくストーリーです。
言葉のジョークが大好きなフランス人らしい性格を見て知ることができる、楽しくて笑える作品です。
当時、この映画を見に行ったフランス人の友人によると、上演中は周りの人はみんなお腹をかかえて爆笑しながら見ていたそうです。
思い切り笑いたい時におすすめの映画です。
フランスでは、パリの小さな映画館から郊外の大型映画館までいつも人がいっぱい見に来ています。
それぐらいみんな映画が好きなのですね。
フランスでは日本の1年ほど前に映画は公開されることが多いです。
フランス語がわからなくても旅行中に一度見て、日本でもう一度同じものを見るという楽しみ方もありますよ。
映画の中に出てくる街のおしゃれな雰囲気やフランス人のセリフ、音楽なども楽しんでみてくださいね。
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