ダニを駆除する為に、消毒用のアルコールであるエタノールは効くのか?と思った事はありませんか?
エタノールといえば、殺菌する為に使われますね。
手指の殺菌などで身近に使っていますが、家に生息するダニも肉眼では見えないので、菌の様に殺菌出来る様な気がしますよね。
今回は、そのエタノールがどういった場面でダニに有効なのか?更には布団にも使えるのか?についてまとめてみました。
ダニを殺す為にエタノールは有効なのか
ダニの殺菌剤として、いろいろなものがあります。
特殊な煙類での噴霧。
そして、スプレータイプのものなど、殺菌成分を含むものとして、人が在宅できない処置もあります。
ダニを根こそぎ退治するために、いろいろな施策がありますが、一番良いのは、ダニのえさ、要するに水分・アミノ酸・糖類・汚れ・汗を残さない事です。
市販されているダニスプレーは、アレルギー対策も施されているそうなので、安心して布団や枕に使えるようです。
しかし、直接肌に触れるものに薬剤は、私個人としてはあまりおすすめ出来ませんね。
エタノールと言うのは、スプレーとして噴霧し、それが蒸発するときに、殺菌効果を発揮します。
蒸発する時に、脱水作用が働きます。細胞内部の液体を乾燥させてダメージを与えますので、菌の機能を失わせることになります。
また、タンパク質の構造が崩れますので、そのダメージが大きく影響します。
ですので、液状で周りに多めに塗布すれば、それが蒸散するときに付近の雑菌類を消滅させます。
ダニを滅するのに、エタノール類(アルコール)では、完ぺきとは言えませんが、ある程度の効果はあります。
しかし、やはり熱を加える方法(布団乾燥機)などに比べると、ほぼ効果はないといえます。
アルコールは殺菌効果もありますし、もちろんダニにダメージを与える事は出来ますが、完全に死滅させる事までは難しいようです。
また、エタノールスプレーを枕に塗布したとしても、枕のスポンジの内部にダニは隠れていますので、ほとんど効果はないと言えるでしょう。
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布団のダニは消毒すればいいってもんじゃない!
ダニの消毒と言うのは、滅菌とは意味が違います。
ダニはそもそも菌ではなく、クモやサソリに近い生物なので、昆虫的に思っておくほうがいいかもしれません。(昆虫ではないですが)
もともと、消毒と言うのは、毒素を消す意味合いですので、ダニに毒類がなければ、本来消毒と言う言葉は使用しません。
ダニは空気中の水分を体に取り込みます。
水分がたっぷりあってこそ活動的になりますので、逆にその水分を抜いてしまえば、カラカラになり死滅してしまうという訳です。
なので、殺菌させるという事ではなく、体の水分を抜くダメージを与えてこそダニは死滅するので、菌などとはまた違う処置になります。
ダニの殲滅作業が出来たとしても、その後の生活も大事です。
ダニのカラカラになった死骸を、例えば布団たたきで強く叩くと細かく粉々になり、人の気管に入り込んで、アレルギー症状を引き起こします。
春先は、花粉症が原因のアレルギーが目立ちますが、秋になると増えるアレルギーは、ダニの死骸が原因です。
その為に、ダニの好きなえさ類、そして湿度を、完ぺきに遮断して梅雨時期から夏にかけてダニの大量発生を防ぐ手立てが必要です。
布団乾燥機を使い、ダニを死滅させて掃除機で吸引したりするのは本当に大変ですよね。
私も、以前は1週間に1回は(子供がダニアレルギーなので)乾燥機と掃除機で吸引してました。
でも、今はダニ取りシートでダニ対策は完璧になったし、何より毎週時間が増えて助かりましたね。
それに、ダニ取りに関して一番手軽で効果が高いのが、ダニ取りシートと言われているんです!
生きているダニを誘引するので、死骸をわざわざ掃除機で吸い取る手間も省けますし、手軽で楽ですよ!
毎日の家事の時間を1つでも減らしたい主婦にはピッタリの商品です!
まとめ
皆さんも、大量発生する梅雨時期前から、自分自身も部屋も清潔にして、布団乾燥機と掃除機を使い、ダニの駆除を行ってくださいね。
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