子供のころに、晴れているのに雨が降っている時、今日は狐の嫁入りだね。なんて聞いたことはありませんか?
そして、大人になってからは子供たちに「今日は狐の嫁入りだよー」なんて話した事がある人もいると思います。
晴れなのに雨が降っていることを狐の嫁入りといいますが、これって一体なんでなのかな?と考えたことはありませんか?
なんとなく、こういった天気の日に使っていた「狐の嫁入り」・・・
実は物語があると言われているんです。
なぜ、晴れているのに雨が降っていることを狐の嫁入りと呼ぶのか。
縁起が良いと言われることもあるのはどうしてなんでしょうか?
なぜ晴れているのに雨が降る事を「狐の嫁入り」と呼ぶ?
そもそも晴れているのに雨が降るという事を、お天気雨といいます。
ただ、このお天気雨という言葉よりも狐の嫁入りという言葉の方が耳なじみがある!なんて人も多いんですよね。
お天気雨の方が分かり易いような気もするんですが・・・ ^^;
どうして狐の嫁入りと呼ぶのか。
晴れているのに雨が降っている時には、ザーザーと降るような雨ではなくポツポツと傘がなくても大丈夫かな?程度の雨の事が多いんですが晴れているのに雨が降っている!騙された!なんて感じる人も多いですよね。
実は、このことが狐の嫁入りなんて言われるきっかけになったという話もあるんです。
狐というと、人を化かす動物だとも言われています。
昔話でもよくありますよね。
このことから、晴れているように見えて実際は雨が降っている。。。
まるで化かされたようだ!
というところから狐の嫁入りなんて言うようになったとも言われています。
「狐の嫁入り」あらすじ
実は、狐の嫁入りは物語も存在するんです。
2つの物語を紹介いたします!
狐の娘が、隣の村の狐の元へ嫁入りすることが決定します。
親戚一同大喜びでお祝いムード!
嫁入り行列の準備が進められていきます。
ただ、隣村へいくには人里を渡っていく必要があったんです。
狐が集団で歩いていき、人間に見つかったらつかまってしまう。
つかまってしまったら嫁入りどころではありません。
何とか姿を隠したい・・・
そこで、雨が降れば姿を隠すことができる!と考えた狐たち。
ただその日はとても晴れていました。
狐たちがなんとか雨を降らせよう!と雨ごいをすると、狐たちの周りにだけ雨が降り始めました。
そして、その雨のおかげで人間に見つかることなく隣村まで行くことができ無事に嫁入りすることができました。
という物語があります。
子どもに説明したい時にぴったりの物語ではないでしょうか。
もう一つの物語は大人向け・・・少し怖い話なんですが、元々狐の嫁入りというのは鬼火のことをいったんだそうです。
この鬼火についての話となっています。
昔々・・・
ある地域では変わった風習があったんだそうです。
それは、真夜中にちょうちんの明かりをともしたまま嫁入りを行う。というもの。
真夜中とはいえ、嫁入りはおめでたい事。村中で明るい雰囲気でお祝いを行います。
嫁入りがないある夜のこと。
村のはずれの森の中に小さな明かりが見えるのをある男性が見つけました。
その明かりはどんどん数が増えていき、自分が知らないだけで今日は嫁入りがあったのかな?と思った時。
明かりは見えるのに人影が全くないことに気づきます。
この男性の話を聞いた村人たちは、一体どういうことなんだ?と騒ぎになりましたが正体はわからないままでした。
結局、狐が鬼火を放ったんだ。という話になりこの話に触れる村人はいなくなったんだそうですよ。
こんなに怖い話があっただなんて驚きですよね!
こういった話から、不思議な出来事が起こった。という意味で「狐の嫁入り」と呼ぶ。。なんて言われています。
狐の嫁入りは縁起が良い?スピリチュアル的には?
狐の嫁入りは縁起が良いと言われることも多いんですが、一体なぜこのように言われているんでしょうか?
狐の嫁入りでスピリチュアル的に言われているのにはこういったものがあります。
スピリチュアルでは雨には浄化を表す意味があるんです。
気のバランスをリセットする作用があるとされている雨が降ると、悪い気がスッキリと浄化されるとされているんですね。
浄化作用をもっている雨が太陽が出ている時に振っているというのは、とてもラッキーだと言われています。
太陽は、幸運の象徴とされておりその太陽が出ている中で雨で悪い気が浄化されていく。
とても幸運なことなんですね!
まとめ
狐の嫁入りには様々な説があり、これが正しい!というものは今のところ判明していないんだそうです。
物語からきているのか、晴れているのに雨が降ってきた!狐に化かされた!なんて所からきているのか・・・
考えるだけでも楽しくなってきますよね。
そして、スピリチュアル的に狐の嫁入りは大幸運だと言われており新しい事をスタートするのには良いと言われているんです。
何か新しく始めたい!と思っている方、狐の嫁入りの日に始めてみるのもいいかもしれませんね。
この記事へのコメントはありません。