「栄養バランスの良い食事をとりましょう!」という事は、よく言われています。
実際に身体のことを考えて、毎日できるだけバランスの良い食事を心がけているという人も、近年多いのではないでしょうか。
特に野菜は意識して摂っているという人も多いですよね。
野菜の種類によって様々な栄養が含まれているんですが、野菜って生野菜はもちろん、焼き野菜や乾燥野菜なんてものもあります。
これらのものって、栄養価はすべて同じものなんでしょうか?
乾燥野菜は栄養が濃縮されている。なんて言われていますが、本当なんでしょうか?
目次
生野菜と乾燥野菜、焼き野菜の栄養価とオススメはどれ?
野菜の食べ方は様々なものがあり、手軽に生野菜サラダを食べているという人も多いですよね。
ただ、最近では乾燥野菜の方が栄養価が高い!なんて言われることもあります。
これってどういうことなのか・・・
実は、野菜に含まれているビタミンB群やビタミンD、食物繊維、鉄分は天日干しをすることでアップするんです!
「天日干しは良い」ってよく聞きますよね。
天日干しをするということは、紫外線を浴びるということになります。
紫外線を浴びると成分の性質の変化が起こり、栄養価がアップするんです。
では乾燥野菜を中心に食べた方がいいのでは?と思うかもしれませんが、乾燥野菜だけを食べていればいいというわけでもないんです。
特に葉酸やビタミンCは熱に弱いため、天日干しをすることで減ってしまうんですよ。
ビタミンCは、熱を加えると減る。というのもよく聞きますよね。
茹でたり炒めたりすることで、ビタミンCが流れてしまうというイメージですが、実は、天日干しでも減ってしまうというという事は、あまり知られていないかもしれませんね。
葉酸やビタミンCを効率的に摂取しようと思うと、乾燥野菜よりも生野菜の方がおすすめです。
では、熱を加える焼き野菜はどうなのか、次にご紹介しますね。
焼き野菜はビタミンが壊れる?おススメの食べ方は?
ビタミンCや葉酸は熱に弱い・・・
いや・・・それ以外でも、なんとなく火を通すと、ほとんどの野菜の栄養分が減るんじゃないかな?と思う人も多いと思うんです。
実は、ビタミンを効率よく摂取するのには生野菜よりも焼き野菜の方がいいこともあるんです。
焼き野菜を作る時に油を使って調理すると脂溶性ビタミン(ビタミンA・D・E・K)の吸収率が良くなるんです。
生野菜で食べるよりも、吸収率がアップするのでこういった脂溶性ビタミンをしっかりと摂取したいという時には焼き野菜がおすすめです!
焼き野菜を作る時には、油を使用して作るようにしてくださいね。
天日干ししたキノコや野菜は栄養価も高くなり旨味も増す?
乾燥野菜は、栄養価がアップするだけではなく、旨味もアップするんです!
天日干しをすると、野菜の中の水分が抜けていきます。
水分が抜けることで味が濃縮され、美味しさがアップします。
更に、野菜の独特な青臭さが抜けるため、皮や葉も美味しく食べることができるんですよ。
きのこを天日干しにすると、キノコに含まれている酵素の働きによりうまみ成分がアップするんです。
野菜は味が濃縮されますが、キノコハ旨味自体がアップするんですね。
そして、乾燥野菜はキノコは旨味がアップするだけではなく長期保存可能だというのも嬉しいですよね。
特に葉物野菜は、あまり長期保存に向いていないため気づいたら痛んでいた・・・なんて経験をしたことがある!という人も少なくありません。
乾燥野菜にすることで、長期保存が可能となるんですね。
まとめ
野菜の食べ方は、1種類だけで固定するのではなく摂りたい栄養素によって生野菜・乾燥野菜・焼き野菜とそれぞれ食べるようにするのがおすすめです。
ただし、焼き野菜を作る時にヘルシーだから!といって油を使わずに調理すると吸収率はアップしません。
焼き野菜を作る時には必ず油を使うようにしましょう。
そして、乾燥野菜は向いている野菜、向いていない野菜があるので作る時には注意してくださいね。
市販でも売られているので、作るのが面倒!という人は市販の乾燥野菜をうまく使いましょう。
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