味の染みた大根の煮物って美味しいですよね!
特に冬の大根は、甘みが強くふっくらとしてるので、この時期に食べるのが大好き。という人も多いのではないでしょうか。
煮物は少量ずつ作るのではなく、大鍋でまとめて作る!という人も結構いますよね。
そして、大量に作った煮物を保存しておくと食事の1品をすぐ出すことが出来ますし、忙しい日にも便利です。
ただ、こういった煮物類はどれくらいの期間保存できるのものなんでしょうか?
冷蔵保存する場合と冷凍保存する場合について紹介いたします!
そして、煮物系のときは要注意と言われているウェルシュ菌についても紹介いたします。
大根の煮物ってだいたいどれくらい保存できる?(冷凍・冷蔵)
大根の煮物は冷蔵保存と冷凍保存どちらも対応しています。
それぞれの保存期間と注意点について紹介していきますね。
煮物を密閉できる容器に入れて冷蔵庫へ入れておいた場合には、大体3日以内には食べきるようにします。
保存容器から取り出すときには、必ず清潔な箸を使うようにしましょう。
使いさしの箸を使って取り出してしまうと雑菌が繁殖してしまうことがあり、煮物が傷んでしまうことがあります。
煮物を冷凍保存する場合には1食分ずつジッパー付きの袋や、密閉できる容器に入れて冷凍庫へ入れます。
冷凍保存する場合には大体2週間を目安に食べきるようにします。
食べるときに電子レンジを使って解凍するんですが、温めをする時には加熱モードで解凍するようにします。
ぬるい状態で食べないように注意しましょう。
冷凍保存をした大根の煮物は、時間が経つごとに食感が悪くなってしまったり味が落ちていくので、できる限り早めに食べきるようにします。
保存の際大根煮物の煮汁はどうする?
煮物をお弁当に入れるときなどは、痛む原因となるのでできるだけ煮汁が入らないようにしますよね。
ただ、冷蔵保存をする時には煮汁ごと保存するようにします。
そして、冷蔵保存しておいた煮物類は食べるときに再加熱をします。
この時に煮汁が蒸発してしまうので、できるだけ多めの煮汁と一緒に保存するようにしましょう。
冷凍保存をする時にも、冷蔵保存と同じように煮汁ごと冷凍するようにします。
冷凍保存も冷蔵保存も、煮汁ごと冷凍することで解凍した時に美味しく食べることができるからです。
煮物系はウェルシュ菌に気を付けて!鍋底までよく混ぜる!
煮物を食べた時に食中毒になってしまうなんてことも耳にすることがあります。
この煮物系はウェルシュ菌というものがいる場合があるんです。
このウェルシュ菌とは、元々は水の中や土の中、人や動物の腸の中など様々な場所で生息しています。
動物の中でも鶏や牛、魚が保菌していることが多いんです。
このウェルシュ菌に汚染されているお肉や魚介類を使って作った煮物にはウェルシュ菌が生息しているかもしれないんです。
ウェルシュ菌は、空気が嫌いな細菌類ですが、熱には強い性質を持っており、100度で6時間加熱をしても耐えることのできる芽胞というものを形成するんです。
この芽胞を形成すると、調理過程の加熱で死滅させることはほぼ不可能となります。
もし、ウェルシュ菌により食中毒になってしまうと水溶性の下痢や腹痛が起こってしまいます。
潜伏期間が6~18時間と長く、煮物が原因だと気づかないこともあり他の人がその煮物を食べてしまう・・・なんてことになってしまうかもしれません。
ウェルシュ菌を増やさない為に
人それぞれ食中毒になる菌の量は違いますが、とにかくウェルシュ菌を一定量以上に増やさなければ良いのです。
そのためには、深い鍋で煮てそのまま常温で放置する事が一番危ないのです。
ウェルシュ菌は、鍋の中身が50℃位に下がった頃から増殖を始め、45℃になると一番繁殖します。
ウェルシュ菌は空気が苦手な細菌なので、空気の触れない鍋底の方に生息していることが多いんです。
ウェルシュ菌を死滅させるためには全体に空気を触れさせることが一番です。
かき混ぜるときに、鍋底の方からしっかりとかき混ぜるようにして煮物全体が空気に触れるように混ぜるようにする事と、常温でゆっくり時間をかけて煮物を冷ますのではなく、氷水を入れた桶などに、鍋をつけるなり、小分けにタッパーに入れるなりして、急激に冷やす様にしましょう!
小分けにする事で煮物の中身が空気に触れる面積も多くなりますし、冷めやすいので、一番安全な方法といえます。
まとめ
大根の煮物は水分が多いので冷凍保存できないと思っていた人もいたかもしれません。
3日以内で食べきることが難しい場合には、冷凍保存するようにしましょう!
そして、ウェルシュ菌対策として煮物を作る時には鍋底からしっかりとかき混ぜるようにしてくださいね。
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