フランスパリだけではなく、ヨーロッパの人々にとって一年で一番大切なシーズンのクリスマス。
毎年ヨーロッパ各地ではクリスマスシーズンになると街がイルミネーションやデコレーションによって賑わい始めます。
中でも年々人気を博しているのがクリスマスマーケット。
日本では中々なじみのないイベントですが、ヨーロッパでは古く昔から冬の楽しみとして各地で開かれています。
数回フランスでのクリスマスを過ごした経験から、今回は2019年フランスのクリスマスマーケットについて、どんなものが見れるのか?
どんなことが体験できるのか?を紹介していきます。
フランス・パリのクリスマス、2019年はどんな感じになる?!
美しい街並みで有名な街、パリ。
毎年クリスマスシーズンになるとパリでは大きなデパートから小さな路面店までが、クリスマス仕様にデコレーションされ、夜にはそれらにイルミネーションが灯り、普段では見られない景色がウキウキした気分にさせてくれます。
たとえばパリの中心地オペラ地区にあるデパート「ギャラリーラファイエット」。
毎年工夫が凝らされているので、カラフルでポップなショーウィンドーの前では、みんな立ち止まって見とれています。
また館内のガラスドームの下には大きなクリスマスツリーが飾られ、こちらも訪れた人がみんな立ち止まって写真を撮っています。
デパートの外部は赤やピンクなど、鮮やかな色のイルミネーションがほどこされるので、寒く暗いフランスの冬も明るい気分になれるんですよね!
またいくつかのツリーが飾られたパリ・ヴァンドーム広場もおすすめスポットです。
オペラ座付近の赤々としたイルミネーションとは異なり、きれいで上品な色の光のツリーが立ち並んでいます。
ブランドショップが並んでいる広場ですので、夜は店が閉まると観光客は少なくなり、ひっそりした雰囲気の中でゆっくり写真を撮りながらイルミネーションを楽しむことができますよ。
そしてパリのイルミネーションと言えばシャンゼリゼ通り。
通りのサイドに立つ並木や店、レストランに飾られたイルミネーションは美しく、世界中の観光客がこぞってこの季節に訪れてきます!
フランスパリに旅行に行くなら、ぜひクリスマスシーズンに!と勧めたくなる景色ですからね!
日本でもニュースに取り上げられますが、もちろんフランスのテレビでもその様子が流れます。
豪華でロマンチックな雰囲気のシャンゼリゼ通りはいつも人で溢れています。
こんな素敵な景色を目の前にしたら、浮かれてしまう!という人も少なくないと思います。
そういった状況を狙って、スリや盗難も相次いで起きているのでバッグはコートの中に隠すなど、防犯対策をしながら街歩きを楽しんでくださいね。
やはりオススメは、上着の中でもかさばらないネックポーチです!
これなら、浮かれても大丈夫!でも、上着を脱いではしゃぐと結局一緒ですからねー。^^;
フランスの治安については、こちらで紹介しています。↓
フランスの治安は怖い?危険な場所や注意するべき点をまとめて紹介!
さて、そして気温についてですが、特に夜は気温が低くて寒いので手袋や帽子、マフラーなどしっかり防寒対策も忘れず対策してくださいね!
毎年、大体こんな雰囲気ですので、今年2018年も特に大きな変化はないと思います。
またシャンゼリゼ通りのクリスマスには、大きなクリスマスマーケットが開かれています。
とても有名ですので、こちらも毎年たくさんの人が訪れています。
年々人気になっているクリスマスマーケット。
2019年もきっと盛大で、かつ人であふれていると思います。
実際どんなものかあるのか、どんなことが出来るのか気になりますよね?
次で詳しく紹介していきますね。
クリスマスマーケットってどんなところ?実際に行ってみた体験を紹介!
フランスの寒い冬の季節、各地で開かれるクリスマスマーケットは観光客にとっても、フランス人にとっても楽しみなイベントです。
近年では日本からの旅行ツアーで組まれるぐらい人気が高まっています。
そんなクリスマスマーケットでは様々な屋台が立ち並んでいます。
屋台の中にはクリスマス用オーナメントや、かわいいキャンドルなど小物雑貨が売ってあるお店や、フランスの食卓に欠かせないチーズやソシソン(ドライソーセージのこと)などが売っている店があります。
フランスの来客からいただいたソシソン。生まれて初めて食べたけど、コク深いサラミという感じで激旨。ただし、吊してるときはかなり臭い。#ソシソン https://t.co/yMaXRS9B9O pic.twitter.com/7vjyYM0zKc
— 矢野竜広(フリーライター@鳥取) (@beeressayist) 2017年5月5日
ソシソンは好みがあると思いますが、私は好みの味なのでオススメです!
それにマーケットでのお楽しみは何と言っても食べ歩き!
フランスならではの食べ物、飲み物を味わうことができます。
例えば目の前で焼いてくれるクレープやワッフルは出来立てホカホカのものをいただけます。
砂糖だけまぶしたシンプルなものや、フランスでは大人気のヌテラ(ヘーゼルナッツが入ったチョコクリームのこと)や、ハチミツなどを選ぶことができ、甘いもの好きにはたまりませんー!
#DYK that Ontario hazelnuts are used to produce #Nutella and #FerreroRocher chocolates? No wonder we can’t get enough! #NationalNutDay 🌰 pic.twitter.com/lYLMG96Yl9
— Canada (@Canada) 2018年10月22日
他にはヴァンショーと言うホットワイン。
ホットワインと聞くと抵抗を感じるかもしれませんが、ほんのりオレンジ味がきいていて、これがまた飲みやすいんですよ。
何よりフランスの冬の気温はかなりこたえますからねー。外を歩いて冷え切った体を温めてくれます。
そしてタルトフィレットもこの季節ならではの食事です。
【今日の一皿🍴】じゃがいも、玉ねぎ、ベーコンとサヴォワ地方のチーズ「ルブロション」を使ったグラタン「タルトフィレット」。レシピはいたってシンプルです。玉ねぎ、じゃがいも、ベーコンを炒めて耐熱容器に入れ、ルブロションを切って乗せ、200度のオーブンで20分ほど焼くだけ。お試しあれ。 pic.twitter.com/LE0f7VrijS
— フランス大使館 (@ambafrancejp_jp) 2017年3月11日
ベーコンと玉ねぎとジャガイモにチーズを絡めたもので、濃厚なチーズの味がきいていておなかにずっしりたまります。
その場で温かいものをいただけるので体も心も満たされますよ。
パリの中でシャンゼリゼ通り以外では、モンパルナスやサンジェルマンデプレ、エッフェル塔付近でもマーケットは開かれています。
クリスマスマーケットは例年11月下旬から12月まで開かれています。
日時・場所によって日程が変わりますので、行きたい場所はサイトにて確認してお出かけくださいね。
参照サイト ↓
Christmas Markets 2019 in France
クリスマスマーケットはパリ以外にもあるの?
フランスのクリスマスマーケットと言えばパリをイメージされるかと思いますが、実はフランスではストラスブールのマーケットが大人気です。
ストラスブールとは、ドイツとの国境に位置するアルザス地方の街です。
こちらストラブールマーケットの装飾 ↑
ここのクリスマスマーケットは、フランスのクリスマスマーケットの中で一番古く、一番大きく、本格的なマーケットで有名なんです!
どちらかと言うと、パリのマーケットには外国からの観光客が主に訪れているんですが、ストラスブールのマーケットにはフランス人も観光客も訪れる人気のマーケットになります。
それにストラスブールには、有名なノートルダム大聖堂がそびえ立っています。
とても高く、近くでは写真におさまらない程です。
(なので、かなり後ろから撮ってます。^^; )
夜にはライトアップされ、大聖堂の周りのイルミネーションに彩られたお店と相まって、とてもロマンチックな雰囲気になります。
大聖堂の周りは人や店でごった返しているので、少し離れた方が全体を写真におさめやすいと思います。
ぜひ、ご自身のお気に入りスポットを探してみてくださいねー!
それに出ている屋台もストラスブールならではのお店が多いです。
たとえば「シュークルート」というアルザス地方の料理がいただけます。
Yes, I’m eating my veggies—Alsatian style. #choucroute #sauerkraut #cuisinealsacienne #sourcabbage #pickledcabbage #alsacefood #brasserie #frenchfood #tokyorestaurant #foodblog #theworlddigested #シュークルート #アルザス料理 #伝統料理 #郷土料理 #ジョンティ#発酵食品 pic.twitter.com/nKKWXHcNv7
— The World Digested (@TDigested) 2018年10月1日
これは塩漬けされたキャベツにソーセージやハム、じゃがいもをつけ合わせたもので地元の名物料理です。
他にはスパイスのきいた焼き菓子パン・デピスやドイツに近いことからシュトレンというレーズン・ナッツ・スパイスが入った焼き菓子を購入することもできます。
What it’s not, it could’ve been. #paindepices #gelato #sorbet #glace #bouchon #cuisinelyonnaise #frenchfood #frenchcuisine #frenchbistro #foodblogger #digestingtokyo #theworlddigested #パンデピス #リヨン料理 #伝統菓子 #フランス郷土料理 #サラマンジェドイザシワキサカ pic.twitter.com/fB80h4cG8l
— The World Digested (@TDigested) 2018年8月23日
テスト2018#シュトレン pic.twitter.com/0DDBcEfuo8
— ピュールドゥー PURDOUX (@PURDOUX1) 2018年10月20日
ストラスブールはパリから高速列車TGVを利用して約2時間で行けます。
マーケットの会場はいくつかにわかれていて、ストラスブールの街を観光しながらマーケットを周ることを考えると1日ではまわりきれませんので、2.3日滞在することをおすすめします!
また日本からのツアーも出ているようなのでチェックしてみてくださいね。
それからフランスの冬は寒いですが、この地域はもっと寒いので、手袋・マフラーはもちろんブーツやホッカイロを持っていくと便利ですよ。
1年で1回しかないクリスマスシーズン!フランスのクリスマスの雰囲気は日本と全く異なります。
フランス旅行を計画しているなら、ぜひこの時期に訪れてマーケットの雰囲気や現地の名物料理を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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